暗いところから急に明るいところへ行くと数秒何も見えなくなるのか
『目の機能と光の関係』
人間の5感の一つである目、視力。
目というのはとても大切なものだとみなさんはご存知だと思います。
その目と光の関係性はどうなのか、というのを今回話していこうと思います。
光とは、、、電磁波の一種であり、波長の長さの単位はnm(ナノメートル)である。
単位にはギガ、メガ、キロ、ミリ、メイクロ、ナノ、ピコが存在する。
人間の目が感知できる領域のことを可視放射と言います。
可視放射は紫、藍、青、緑、黄、橙、赤の7種です。
それぞれの頭文字を取るとV、I、G、Y、O、R。
波長は紫の380nm~赤の780nmになります。
身の回りにある光は何があるでしょう、、、
太陽の光だったり、LED電球、ハロゲン電球、蛍光灯などなどあります。
それらは大きく2種類に分けることができます。
一つが太陽の光である、自然光
もう一つが人工光源
なので先ほど例に挙げたモノたちを分類すると、、、
自然光、、、太陽の光
人工光源、、、LED電球、ハロゲン電球、蛍光灯
となります。
K値が高いほど青っぽい光になり、低いほど赤っぽい光になります。
例えば、自然光の晴天の空のK値は約12000K、白熱電球は約2700K
分光反射率
・光を反射する波長域によって色の見え方は決まっています。
・モノクロ色は全波長に対し、ほぼ同じ反射(吸収)率を持っています。
ところで、
みなさんはスマートフォンの画面に保護フィルムは貼っているでしょうか。
私は貼っています。
フィルムによって性能が違うのはご存知でしょうか。
光沢があるものとそうでないもの(非光沢)があると思います。
非光沢にすると指紋がつきにくいというメリットがあります。
しかし、非光沢=マットということは入ってくる光を細かな凹凸で拡散しているからあまり反射をしません。なので本来の画面の美しさを十分発揮できないというデメリットもあります。
逆に光沢がある場合は表面はほとんどフラットとなっていて、正反射と言われています。
人間は人種によって目の色が違うと言われてますが、
実際は
目の色というより虹彩の色が異なる
というのが正解です。
また目の黒い部分を瞳孔と言います。
瞳孔の大きさは目に取り入れる光の量を調節してくれます。
視細胞は2種類存在します。
それは
錐体(すいたい)
と
かん体
です。
錐体は明るいところで働き、
かん体は暗いところで働きます。
また錐体には反応する波長域が異なる
S、M、Lの3種類の錐体細胞
に分類することができます。
この細胞を使うことで色を知覚することができます。
しかし、MとLの錐体細胞の波長が似ているので、
色盲の方はそれらがほぼ同じということになります。
特に色盲は男性に多いということです。
暗いところから急に明るい場所へ出ると
非常に眩しく感じ、あたりが明るすぎて何も見えなくなり、一定の時間が経つと見えるようになる。
また、
明るいところから急に暗い場所へ行くと
最初は全く見えないけど、目が慣れてくると少しだが見えるようになる。
このような現象みなさんは感じたことがあるでしょうか。
それらの現象を明順応、暗順応と言います。
明順応は
暗いところ⇨明るいところ
暗順応は
明るいところ⇨暗いところ
どっちがどうかわからなくなったら漢字を思い出してください。
明順応だと、だんだん(順)明るく(明)慣れてくる(応)
となります。
暗いところから明るいところへは約40秒から1分でなれるのですが、
明るいところから暗いところへは30分から1時間くらいかかってしまいます。
逆のことをしているだけなのに慣れるスピードが変わってくるのは不思議ですよね。
本日は
・人が光を感じ取れる領域(可視放射)
・光には(自然光)と(人工光源)の2種類がある
・光沢と非光沢のメリット、デメリット
・明↔︎暗の不思議
の4つを軽く説明していきました。
ありがとうございました。